盆栽 道具 兼進 盆栽鋏 〜青紙(青鋼)〜 全長175mm No.42A bonsai はさみ ハサミ はさみ ハサミ
盆栽 道具 兼進 盆栽鋏 〜青紙(青鋼)〜 全長175mm No.42A bonsai はさみ ハサミ はさみ ハサミ
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¥16,632 JPY
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手打ち 盆栽鋏 青紙(青鋼) No.42A
芽摘み、小枝切などが出来る盆栽用の昔からある形の鋏です。
全長 : 175mm
刃渡り : 50mm
*長さは手打ちのため、多少誤差が出来てきますことご理解ください。
●鋼(はがね)の素材
青鋼は「青紙(あおがみ)」とも呼ばれる鋼の種類です。
高級鋼で通常の鋼より粘りがあり、刃を薄く加工することが出来ます。
そのため、切れ味が良い刃物になります。刺身包丁や菜切り包丁に使用されます。硬度もあり、欠けにくい素材となっております。
それとは対象に白鋼(しろはがね)と呼ばれる鋼があります。
これは安来鋼の中では青鋼の次に固く、より太いものを切る鉈や出刃包丁などに使用されています。
なぜ、より太いものを切るのに、青鋼ではなく、白鋼の方が良いのか?
それは誤解を恐れずに言えば、白鋼の方が欠けやすいためです。目に見えない程度で若干かけるので、それがのこぎり状になり、より刃が食い込みやすくなります。
そのため、魚の骨を切る出刃包丁は、骨に食い込みやすくするため、白鋼が使われております。
戦国時代、武士は新品の刀は持っていかなかったそうです。新品の刀は砂山に入れて、傷をつけて戦場へと向かっていたみたいです。そうしないと刃が甲冑に食い込まず、滑ってしまうということです。
なぜ、刺身包丁や菜切り包丁は青鋼なのか?
刺身や野菜を切る時は包丁の切れ味で味が変わってしまいます。そのため、少しでも欠けにくい青鋼が使われております。
この刈り込み鋏は 「付け鋼」という製造方法で作られております。
それに対して、大体安い価格の刈り込み鋏は「全鋼(ぜんこう)」という製造方法で作られております。
●付け鋼(はがね)とは
地鉄(じがね)に鋼をくっつけて作ります。そして、下の図のように地鉄を削っていて、鋼を外に出します。それをさらに削っていき、鋭利な刃に仕上げていきます。地鉄と鋼と組み合わさることにより、鉄の柔軟性と鋼の硬さが上手くまじわり、より丈夫にそして、切れ味の鋭い鎌に仕上がっていきます。
そして、付け鋼は鉄が混じっているため、全ての部分を焼きいれが可能になります。
それに大して、全鋼は刃の先部分しか、焼き入れが出来ません。全て鋼の状態で焼き入れすると硬くなりすぎてしまい、割れてしまいます。そのため、全鋼の場合は刃の先部分しか焼き入れをしません。
焼き入れが出来るということは靭性(粘り強さ)、硬度が増し、長持ちそして、切れ味も持続致します。
全て鋼(はがね)で作られております。全て鋼の状態ですので工程が少なくすみますのでコストが低く仕上がります。ただ、「付け鋼」の部分で申し上げたように、焼き入れが刃の先しか出来ません。
それにより、全鋼の靭性(ねばり強さ)、硬度が付け鋼のそれよりも劣ります。また、刃を砥いでいくと焼きいれしていない部分に当然行き着くわけですのでだんだんと切れなくなっていきます。